デッキ構築論「投入枚数の根拠」

　構築論に関してはこれからも書いていきたいと思います。今回のテーマは「投入枚数の根拠」に関してです。皆さんは60枚のデッキの中でなんとなくの構築になっているカードが何枚かありませんか？？？リセではexの値によって投入枚数の理由が全く異なります。前回上げたデッキレシピ「宙日ビートダウン」を例に取って、クーポソのデッキ構築論を公開していきたいと思います。

まずはデッキレシピです。

4向坂環（P)
3那須宗一
1オボロ
1カルラ
4カウンセリング
4神尾晴子
4ダニエル
4りりか
3非皇宮神耶
2天楼久那妓（1，1）
2来栖川綾香
3古宮陽子
4グラァ＆ドリィ
4トウカ
以上宙42枚　内ex1以下は13枚

4神尾観鈴（夏やすみ）
4長岡志保
3高羽沙枝
3日和川旭
3麻宮梗
1松原葵

このレシピの投入枚数を細かく見て行きましょう。

?ex1以下のカードについて

?　4向坂環（P)、4カウンセリング
exが1以下なのにも関わらず、4枚投入されています。これは引く時と引かない時の差を考慮し、確実に初手にあって欲しいカードだからであると考えているからです。よって、これらのカードは手札にあったら確実に場に出すことになります。

このことから、環のために中央AFをある程度は空けてプレイするデッキであるということもわかります。

?　3那須宗一
3枚投入にも根拠があります。これは手札に複数枚かぶるリスク＞＞このカードを引いたときの嬉しさという不等式が意味するものに他なりません。宗一が一度に2枚来ても嬉しくありません。これを回避するために4枚ではなく3枚投入になっています。ですから、3投カードはコストに切ってしまうことも多々あるのです。

?　1オボロ、1カルラ、1松原葵
なんとなく1投しているわけではありません。これらは引いたら強いのです。しかし、配置場所等で他のキャラで補える為、優先して欲しいわけではなく、引いたら出してラッキーくらいの気持ちでいます。当然デッキに1枚しか入っていないのですから、カルラを引いた場合は終盤まで手札に温存しておくのは言うまでもありません。

ここでなぜか成立する「アグレッシブ1投構築」は実際どうなんでしょう・・・？？

?　2枚投入については
このデッキにはこの構築は無いですが、2枚投入にも意味はありますよ。3枚投入がゲーム中に通しで2枚以上引いてもOKなのに対し、2枚投入はゲーム中に1枚引けばお腹いっぱいといった感じです。宗一は連続で来たら困りますがw2枚は欲しいところですので、3枚入れてみました。

宗一が普段ほとんど行わない「りりかやダニエルなどとの相打ち」もこのデッキならば行って良い場合があるということも、投入枚数から言えます。

?ex2のカードについて
じつは?とは全然違うことを認識してください。

?−α　4神尾観鈴（夏やすみ）、4長岡志保
問答無用に4投とはこいつらにあてはまりますね。説明が欲しい方はコメント欄へどうぞ。しかし「観鈴をコストに切って観鈴を登場」という必死なプレイがOKかどうかはまた別問題ですww

?−β　4神尾晴子、4ダニエル、4りりか、
ex2のアタッカーはうれしい限りですね。場に出したい。コストにできる・・・はい4投です。αとの違いはコストに切る頻度の差と捉えてください。

?−α　3非皇宮神耶、3古宮陽子
枚数が多い宙の中で3枚投入は少ないです。これらは、基本的にブロッカーです。相手に合わせて出すことになります。

?−β　3高羽沙枝、3日和川旭、3麻宮梗
3種がそれぞれ活躍する大きな役割を持っています。総枚数の少ない日の中でそれぞれ3投するのはここに根拠があるのです。よって、コストにするカードの選択でプレイレベルが問われる枠であったりもします。

?　2天楼久那妓（1，1）、2来栖川綾香
?−αを見てもわかるように、これらは滅多に場に出ません。しかも綾香なんかは環と場所が被っていますしねwこのスペースは「遊び」として捉えましょう。場に優先して出すようにしてはいけません。よって、ex2のカードをデッキに1枚のみ投入するのは、ほとんど意味の無いことだと言えますよね。

いかがだったでしょうか？こうしてみていると、微妙な構築になっていますが、細部に渡って組まれていることがお分かりになれば幸いです。しかし、見直すと構築が駄目なポイントもいくつかありますけどねww